今日の記事は、母が朝テレビで『がん医療の格差』という特集を見て、思うところを書いてくれました。
番組をご覧になっていない方には少々分かりづらいところもあると思いますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。(BY娘・レイナ)
ココから
考えてみれば、運に見放されたとしか言いようの無いとんでもないガンになったというのに、「あなたは運の強い人ですね!」ってどれ程言われたことかわからない。頂いた私の本の感想にもそのようなコメントをいくつか頂いている。
今朝8chの「がん医療の格差」と言う番組を見て、今までこういう観点で考えたことなかったなぁとしみじみ思った。私は東京生まれの東京育ち、ガンになってしまったので築地のがんセンターに入院した。それは歯が悪くなったので歯医者に行くって感覚の当たり前の事だと思ってた。しかも我家から40分位で行ける所にあった。本の中で同室だった方達の事をあれやこれやと書いていますが、今思えば皆さん地方からいらしていた方達も多く、だからお見舞いというと家族だってまるで小旅行みたいな一大イベントになっちゃう訳ですよね。
それに比べ、これも頂いた感想でとても多かった「毎日来てくれる優しいパパですね!」というコメントですが、実は本の中には書いてありませんがあの頃のパパの職場は銀座で、がんセンターには歩いて来れる距離だったのです!
今朝のTVを見ていて思った事は、もし私がどこか地方都市に住んでいたら本に書いたような医療を受け、そして今こうしてリライフしていただろうか・・・・・特に私のガンはがんセンターでも創立以来二人目で、手術例もない程珍しいガンだった訳だから、多分私の受けた大掛かりな手術方法でなければ、更にゴットハンド羽ちゃんじゃなければ・・・今こうして皆様にブログなんか書いてる私はいなかったでしょうね!
そう思うと今朝見た 全国にがん拠点病院を作って医療の格差を無くそう!という考えは大賛成だけど、どんな最先端の医療機具を揃えてもそれを扱える優秀な人がいなければ宝の持ち腐れってやつだし、ガンと闘っていたあの頃を考えると、どんなに素晴らしい医師でも一人ではダメな訳で、最高のチームで診てくれないと一人一人のガンをやっつけることは出来ないとつくづく思いますよ。
だからすべてのがん拠点病院を格差なく同レベルにするのは限りなく至難の業って気がしますねぇ。
こう考えてくると、私がこの医療の格差など考えることもなく最高レベルの治療を受けられたことに改めて感謝し、がんセンターが家からもパパの職場からも近かったことなど全部ひっくるめて「私は運の強い人!」ってことにしときましょうか!?
しかしせっかく強運が手元にあるなら、宝くじとか何とか金運の方にも向いてくれるといいんだけどな〜
おーーっと!!本の186ページを見て下さい、「そう、普通がいい。地道がいい。」って書いてあるじゃありませんか!では皆様、せめて3日間位そういう気持ちを大切に致しましょう!
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以上、母・ムーランより。
>実は本の中には書いてありませんがあの頃のパパの職場は銀座で、がんセンターには歩いて来れる距離だったのです!そうそう、特に明記しておりませんでしたが、うちの父は無職だったわけではないです(笑)
昼休みとかを調整しながら毎日病院に通っていました。
>しかしせっかく強運が手元にあるなら、宝くじとか何とか金運の方にも向いてくれるといいんだけどな〜
おーーっと!!本の186ページを見て下さい、「そう、普通がいい。地道がいい。」って書いてあるじゃありませんか!では皆様、せめて3日間位そういう気持ちを大切に致しましょう! いえ、3日と言わずもっと持ち続けていてください
あ、そういえば誕生日にあげた宝くじ、そろそろ抽選ダヨ!
3億円〜〜〜当たれ〜〜〜当たれ〜〜〜(←強欲なのは娘です)

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どうして真面目な話も最後は不真面目になるんでしょうか。きっと血筋のせいです、そうなんです。
posted by リライフ55 at 21:24|
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